結婚した年には高天原を回って行ったコースです。
富山から有峰 折立へ早朝に到着。朝食をとって8:00出発です。登山口からしばらくは展望の無い登りでしたが、やがて広々、有峰湖を後方下に見ながらなだらかな登りになり池塘が点在。こんな所でのんびり「日がな一日」っていいでしょうね。
前夜発 5泊6日 太郎平小屋 雲ノ平山荘 双六小屋 槍ヶ岳山荘 徳沢園
もう若くない私の行程としては一日目の宿が太郎兵衛平でよかったのですが、本来は昔行った時と同じく薬師沢小屋までだと思います。
ゆっくり景色を楽しみながらと思って旅を計画していますが、先を行く息子達はあっけなく山小屋に着いて寝転んでいるという もったいない登山をしております。
何度目の槍ヶ岳 徳沢園になるでしょうか。登山は快晴にこしたことはありませんが、苦労が多いほど深く記憶にきざまれた山旅でした。
私が槍ヶ岳の頂上に立ったのは何回でしょうか。何度も槍ヶ岳を目指して来ているのに 多分3回か4回?はっきり覚えていません。
肩の小屋到着時にはガスで穂先が被われていることが多く 『今日はもう晴れることは無いから登頂は断念、朝は朝からしんどいのは嫌』 『もうイヤほど岩は登ったからもういいわ』で頂上を極めていません。自分は登らないのに息子達と夫には「登ってらっしゃい」と強制してました。
テレビで登頂の場面を見る事がありますが、いつも疑問に思うことがあります。・・・昔 頂上への最後のはしご段のステップは大きな岩に遮られて岩を抱えるようにフリーハンドであった記憶があるのですが 記憶違いでしょうか?・・・あれが恐くて 恐くて・・・テレビで見る限り 楽々の最後の一歩なのです。架けかえられたのでしょうね。
初めの頃は御来光 夕日 満天の星空 見なけりゃ損々。必ず見てましたのに・・・ね。
槍ヶ岳山荘で忘れられない人をお見かけしました。片足を太ももから失くされ、松葉杖の方です。名のある登山家の方ならせめて「お名前を」とミーハーな私でしたが、やはり聞けませんでした。
徳沢園へ向かう槍ヶ岳山荘の朝はいつもゆっくりです。 ほとんどの人が居なくなった8:00出発です。
登山最後の夜は 落ち着く調度品 雰囲気の徳沢園でと決めています。
夕食はフルコースです。贅沢ですが ハードで長い山旅の最後の締めくくりとして ねぎらいのご褒美です。
上高地の長距離バスの出発は1時です それまで ゆっくりのんびり上高地を楽しみます。
バスターミナルの郵便局で特製のスタンプが押されるので、絵葉書を自分宛に投函するのも恒例のことです。来年のカレンダーを買うことを忘れずに。
1日目 折立・・・太郎平小屋
2日目 太郎平小屋・・・薬師沢・・・雲ノ平山荘
3日目 雲ノ平山荘・・・三俣・・・双六小屋
4日目 双六小屋・・・槍ヶ岳山荘
5日目 槍ヶ岳山荘・・・徳沢園
6日目 徳沢園・・・上高地・・・帰宅
1997 折立-太郎平小屋-雲ノ平-三俣-双六-槍ヶ岳-徳沢園-上高地 |
家族登山 7